このたび、八木幣二郎「NOHIN」展の関連イベントとして「会見」を開催します。八木幣二郎に加え、本展のWebサイト制作や記録撮影を担当した竹久直樹と、地下階のキャプション執筆を担当した中村陽道が登壇し、「グラフィックデザインの展覧会」というもののありようをテーマに議論します。
2022年に八木、竹久、中村は「power/point」という展覧会を共同企画・開催しました。そしてそれ以来、展覧会という形式とグラフィックデザイン/デザイナーとの関係、そして「グラフィックデザインの展覧会」の難しさとその可能性について意見を交わしてきました。
本会合の第一部ではその文脈を踏まえた上で、「NOHIN」展の開催がどのような意味を持つのか、その位置付けなどについて3人で議論を深めたいと思います。
第二部ではゲストとして室賀清徳さんをお迎えし、これまで企画してきた展覧会についてのお話や、「NOHIN」展の感想などについて、より幅広い視点から意見を伺います。
本会合はギンザ・グラフィック・ギャラリー2F、グラフィック・アーカイブ・ライブラリにて、入退場自由の形式で行われます。質疑応答も行いますので、質問や感想は専用のGoogleフォームまでお送りください。
ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2F
グラフィック・アーカイブ・ライブラリ(〒104-0061 東京都中央区銀座 7-7-2 DNP 銀座ビル 2F)
※当日、2Fのライブラリはイベント中以外の使用及び図書の閲覧はいただけませんことをご了承ください。
2024年7月6日(土)
12:30pm –16:30pm
二部制・入退場自由・参加無料
12:30pm – 14:00pm
14:30pm – 16:30pm
八木幣二郎/竹久直樹/中村陽道
室賀清徳(編集者)
編集者。1975年新潟県長岡市生まれ。グラフィックデザインやタイポグラフィをテーマに編集、評論、教育などの領域で活動。
「The Graphic Design Review」(JAGDA)編集長。前「アイデア」編集長。共著に『グラフィックデザイン・ブックガイド』『書体のよこがお』(以上、グラフィック社)など。「もじ イメージ Graphic 展」(21_21 DEISGN SIGHT)共同ディレクター。第10回(2010)竹尾賞審査員特別賞。
グラフィックデザイナー。1999年、東京都生まれ。グラフィックデザインを軸にデザインが本来持っていたはずのグラフィカルな要素を未来から発掘している。 ポスター、ビジュアルなどのグラフィックデザインをはじめ、CDやブックデザインなども手がけている。
主な展覧会に、個展「誤植」(The 5th Floor、東京、2022)、「Dynamesh」(T-House New Balance、東京、2022)、グループ展「power/point」(アキバタマビ21、東京、2022)がある。
美術家。1995年生まれ、2019年よりセミトランスペアレント・デザイン所属。
「撮影」という概念を通じて、インターネット普及以降のイメージやそれらをめぐる人間の意識とコミュニケーションの体系を主題に制作と研究を行う。
近年の主な活動として個展「ホームスチール」(The 5th Floor、東京、2023)、「スーサイドシート」(デカメロン、東京、2022)、グループ展「逆襲」(SNOW Contemporary、東京、2023)。
展覧会企画に「power/point」(アキバタマビ21、東京、2022)、「ディスディスプレイ」(CALM & PUNK GALLERY、東京、2021)などがある。
グラフィックデザイナー。都立工芸高校、多摩美術大学大学院修了。
主な企画展に「power/point」(アキバタマビ21、東京、2022)など。「NOHIN」展では地下階のキャプション執筆を担当。